山陽リレーコラム「平井の丘から」
Hair Donation 那須明美[2020年3月11日]
掲載日:2020年3月11日
カテゴリ:看護学研究科・助産学専攻科・看護学部
2019年12月24日、クリスマスイブに念願だったヘアドネーションをしました。ヘアドネーションとは、髪の毛を寄付することです。Japan Hair Donation & Charity(JHD&C) は、脱毛症や乏毛症、小児ガンなどの治療や外傷等、何らかの事情で「頭髪に悩みを抱える子どもたち」に、ヘアドネーションによる献髪のみで作ったメディカル・ウィッグを無償提供することで「社会性の回復」をサポートし、子どもたちの未来を守ることを目的として設立されました。このことを知ったのは、5年くらい前に、私の趣味であるZUMBAのインストラクターの先生からの紹介でした。長年、ロングヘアーが好きで、白衣の時はお団子ヘアにしたり、ZUMBAでは長い髪の動きも楽しみながら踊っていました。ヘアドネーションには、31cmあれば、カラー、パーマ、ブリーチヘアでもOK、軽く引っ張っただけで切れてしまうほどの極端なダメージがなければ大丈夫です。できる美容室は限られていて、私は、Siriで「近くの美容室でヘアドネーションできるお店教えて」と検索し、予約しました。充分楽しませていただいたこの髪が誰かの助けになると思うと、とても嬉しく誇らしくも思い美容室の席に着きました。
JHD&Cでは、病気や事故で髪をなくしても、クラスメイトから奇異な目で見られることなく、これまでどおりつきあえる、そんな仲間や友達がいる学校。「髪がない」ことも個性として迎えられる、そんな多様性のある社会をめざして活動されています。ヘアドネーションを通じて、多様性を受け入れ、ともに生きることの大切さも改めて感じました。長い髪を切られる方、Hair Donationされてはいかがでしょう?
参考資料
Japan Hair Donation & Charity(JHD&C) https://www.jhdac.org/index.html
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