Q&A

実務を体験する校外実習はどんな施設で行うのですか?

2年次に合計2週間、学校や保育所、病院、高齢者福祉施設、事業所などの給食施設で行います。こうした校外実習では栄養指導や給食管理の業務を実際に体験しながら、専門職としての栄養士の職務や役割、使命を再確認していきます。

栄養士と管理栄養士はなにがちがうのですか?

「栄養士」は概ね健康な特定多数の人を主な対象とする栄養指導や給食管理を行います。「管理栄養士」は傷病者の療養に必要な栄養指導、そうした業務に関するマネジメント、特定給食施設の運営管理などを行います。

栄養士と調理師はなにがちがうのですか?

「栄養士」の主な業務は人々の健康の保持・増進を目的とした栄養指導や給食管理。個人あるいは集団の食生活の改善や栄養管理などに取り組みます。「調理師」は飲食店やホテル、給食施設の厨房で料理をつくるのが主な仕事です。

栄養士に期待されているのはどういったことですか?

期待されているのは栄養バランスのとれた給食の提供です。給食の現場では献立作成や調理、衛生管理などを担います。社会的には国民の健康課題をふまえ、“食”を通じて人々の健康の保持・増進を担うことも大いに期待されています。

理系が苦手で化学実験などを経験してなくても大丈夫ですか?

栄養士に求められる知識を身につけるには、化学の基礎知識が必要です。但し本学では化学を基礎から丁寧に指導、段階的に学びを進めるので、理系に苦手意識があっても大丈夫です。実験も同様であり、経験がなくても問題ありません。

卒業後はどんなところへ就職するのですか?

保育所、病院、高齢者福祉施設、各種学校や企業の給食を受託する給食会社、食品メーカーなど、栄養士としての就職先は多岐にわたります。管理栄養士養成校の3年次に編入学し、管理栄養士をめざすという進路もあります。

ゼミ形式の専門演習II

自身で選んだ研究テーマに基づき少人数制で主体的に取り組む

専門教育科目「専門演習II」は少人数制で主体的に取り組むゼミ形式の授業です。2020年度では、それまでの学びを通じて関心を抱き、自ら選んだ「製菓と調理科学」、「スポーツ栄養」、「健康に関わる食品の機能性」といったテーマで研究や活動に取り組み、栄養士としてのキャリア・アップにつながる専門性や“強み”を獲得していきました。

専門実践教育訓練給付制度

健康栄養学科は、2017年度に厚生労働省の専門実践教育訓練講座に指定されました。

対象は健康栄養学科の入学者で、一定の条件を満たす方が所定の申請を行うことにより、支払った教育訓練経費のうち、50%(年間40万円を上限)がハローワークから給付されます。更に、訓練を修了し、資格取得をし、かつ修了から1年以内に雇用保険の被保険者として雇用された場合は、20%追加され、最大70%までが給付されます。

※制度の詳細や受給資格の有無等については、ハローワークにお問い合わせください。