総合人間学部生活心理学科

心理学の知識がこれほど
仕事や社会活動に応用できるとは
思ってもいませんでした

総合人間学部 生活心理学科
4年生
奥山 恭永さん岡山県 岡山一宮高等学校出身
総合人間学部 生活心理学科准教授片岡 武

奥山さんはリーダーシップに苦手意識があったようですが、“こころ”の観察力を養う心理学を学び自信がもてたのでしょう。新しいサークルを自らつくって部長を務め、卒業後はマネジメントの仕事に心理学の知識を応用したいと言っています。実際、心理学は社会のあらゆる場面で役立ち、消費者心理を読むマーケティング、顧客のニーズを察知する営業、社員のメンタルヘルスに関わる労務などに活用できます。また、新たに加わる心理学関連のデータサイエンスを学べばIT系の仕事もめざせます。まずは興味ある心理学を探究し、ビジネスシーンでの強みにしていきましょう。

学びの特色・
アピールポイント
  • 心理学×データサイエンスを学べるビジネス系の心理学科
  • データサイエンス基礎・発展(統計検定)の合格をめざす学びをサポート
  • 情報系高校の学びを生かせる特待生制度を新設

Learning Points

  • 1

    “こころ”を科学する力を
    身につける学び

    目で見ることも、手でふれることもできない人間の“こころ”の働きとそれに基づく行動を科学的に理解するために必要な心理学の基礎理論と調査や統計的分析などの方法論をしっかり身につけます。

  • 2

    ビジネスに役立つ
    心理学の学び

    「応用心理学科目」では消費者の心理や行動の予測、効果的な広告、組織で生じるストレスへの対応など、ビジネスシーンで大いに役立つ実践的な心理学の科目が充実しています。

  • 3

    データサイエンスの基礎を
    しっかり身につける学び

    「データサイエンス科目」ではマーケティングなどで活用できるデータの収集・分析に関する知識や技術(データリテラシー)を身につけることができ、さらにAIやビッグデータの活用などについても学べます。

  • 4

    マイ・ビジョンを
    実現するための学び

    「専門科目」と「就職支援科目」の履修を通じ、学びを活かして岡山を代表する企業で“生き生き”と働く自身の姿(マイ・ビジョン)を思い描き、その実現に必要な専門知識をさらに深めていきます。

取得をめざす免許・資格

  • 高等学校教諭一種免許状(公民)
  • 図書館司書資格
  • 学校図書館司書教諭
  • 学芸員資格
  • 児童指導員任用資格
  • 児童福祉司任用資格(要実務経験)
  • 認定心理士
  • 社会調査士
  • ジョブパス3級・2級(資格取得支援)

活躍をめざす領域

企業・事業の領域

  • 営業・広報・宣伝などの総合職
  • 企画・開発・販促などの専門職
  • IT系技術職
  • システムエンジニア
  • プログラマー
  • サービス職

教育・学術の領域

  • 高校教諭(公民)
  • 学校図書館司書教諭
  • 学芸員
  • 心理支援職(カウンセラー)
  • 大学院進学

近年の主な就職先・進路

企業・団体
  • 明治安田生命保険
  • 日本生命保険
  • 住友生命保険
  • 鳥取銀行
  • 香川銀行
  • ジェイエア
  • 日本通運 医療システムズ
  • ナカウン
  • ライト電業
  • 大創産業
  • ハローズ
  • 山陽マルナカ
  • 仁科百貨店 ザグザグ
  • 大黒天物産
  • カネボウ化粧品販売
  • 岡山国際ホテル
  • 下電ホテル
  • 岡山ランドリー
  • ユニクロ
  • ホンダ四輪販売岡山
  • ネッツトヨタ山陽
  • 岡山日産自動車
  • 鳥取ダイハツ販売
  • 香川県信用農業協同組合連合会
  • 岡山市農業協同組合
  • 岡山西農業協同組合
  • 岡山東農業協同組合
  • アサゴエ工業
  • 英田エンジニアリング
  • シバセ工業
  • 菅公学生服
  • 魚宗フーズ
  • ジーベック
  • リクルートジョブス
  • MGH
  • トミヤコーポレーション
  • サンヨープレジャー
  • オゴー産業
  • WORK SMILE LABO
  • ザザホラヤ
  • シティライト
  • 木原興業
  • 安藤嘉助商店
  • 岡山県建築住宅センター
  • 大東建託
  • 創心会
  • ライクスタッフィング
  • エイジェック
  • など
医療・福祉
・公務
  • 倉敷中央病院
  • オーノ
  • ひまわりの会
  • 四ツ葉会
  • クムレ
  • 岡山中央福祉会
  • ももたろう会
  • 堺あすなろ会
  • 北海道(教員)
  • 自衛隊
  • など
進学
  • 岡山大学大学院社会文化科学研究科
  • ノートルダム清心女子大学大学院人間生活学研究科臨床心理学コース
  • 就実大学大学院教育学研究科教育学専攻
  • 川崎医療福祉大学大学院医療福祉学研究科臨床心理学専攻
  • など

Learning Scheme

それぞれの進路目標“マイ・ビジョン”の実現をめざし実践的な心理学の知識とデータリテラシーを身につけます

共通教育科目
専門教育科目
免許・資格等に関する科目
1年次

生活心理学科で学ぶために
必要な基礎知識を培い
マイ・ビジョンの土台をつくる

4年間の学修のベースとなる基礎心理学やデータサイエンスの概要などと共に、一般教養、語学、教養情報などの共通科目をしっかり学びます。また、応用心理学の概論や就職支援科目の履修を通じ、マイ・ビジョンの土台となる将来就きたい仕事について幅広く考えます。

主な開講予定科目
  • 知的生き方概論
  • 人間学
  • 数学基礎
  • 統計学
  • ボランティア論
  • 英語総合読解
  • 英語聴取表現
  • 英会話
  • ビジネス実務論Ⅰ
  • 企業協働型ラーニングⅠ
  • コンピュータ入門
  • データ活用入門
  • 情報処理概論
  • 基礎演習
  • 心理学概論
  • 心理学研究法
  • 心理学統計法
  • 社会心理学概論
  • 臨床心理学概論
  • 社会調査論
  • データサイエンス入門
  • データリテラシー
  • 教理基礎
  • 教職論
  • 博物館学概論
  • 教育学概論
  • 情報メディアの活用
2年次

心理学とデータサイエンスの
専門性を高めていきながら
マイ・ビジョンを絞り込む

基礎心理学の学びを深化させると共に、ビジネス心理学概論や消費者心理学などの応用心理学科目や社会調査をふくむデータサイエンス科目をそれぞれの興味・関心に応じて履修、専門性を高める2年次。あわせて選択した専門科目やインターンシップなどの就職支援科目の履修を通じ、マイ・ビジョンを絞り込んでいきます。

主な開講予定科目
  • 基礎経済学
  • 文化人類学
  • ビジネス実務論Ⅱ
  • 企業協働型ラーニングⅡ
  • NPLビジネス心理実践学Ⅰ
  • 簿記論
  • 簿記演習
  • インターンシップ
  • データ活用
  • 知覚・認知心理学
  • 神経・生理心理学
  • 発達心理学
  • 感情・人格心理学
  • 心理学実験
  • ビジネス心理学概論
  • 消費者心理学
  • 広告心理学
  • 心理的アセスメント
  • 統計検定
  • 統計検定基礎
  • 多変量解析法
  • データサイエンス
  • プログラミング
  • 教育行政論
  • 道徳教育論
  • 特別活動・総合的な学習指準論(特別活動論)
  • 教育課程・教育方法論
  • 教育相談
  • 博物館経営論
3年次

マイ・ビジョンを明確にし
必要な専門知識を深化させ
その実現に力を注ぐ

マイ・ビジョンを明確にし、応用心理学科目とデータサイエンス科目から希望する仕事に役立つ科目を選択履修し、専門知識を深化させると共に4年間の集大成となる卒業研究に着手します。あわせてマイ・ビジョンに適した企業での研修などの就職支援科目も履修します。

主な開講予定科目
  • 経営学・キャリア学基礎
  • 社会人入門
  • 企業協働型ラーニングⅢ
  • NPLビジネス心理実践学Ⅱ
  • ビジネス英語研究
  • ビジネスプランニング演習
  • 卒業研究Ⅰ
  • 卒業論文Ⅰ
  • 心理演習
  • 産業・組織心理学
  • 社会・集団・家族心理学
  • 経営心理学
  • 健康・医療心理学
  • 司法・犯罪心理学
  • 人工知能概論
  • データサイエンス演習
  • 生徒指導論
  • 公民教育法
  • 博物館教育論
  • 博物館実習
  • 学校経営と学校図書館
4年次

マイ・ビジョンの実現に
全力で取り組みながら
4年間の学修をまとめる

マイ・ビジョンの実現に向けて、就職活動や教員採用試験、大学院進学試験の対策などに全力で取り組むと共に、卒業論文の作成などにより、4年間の学修の成果をまとめ上げます。

主な開講予定科目
  • 卒業研究Ⅱ
  • 卒業論文Ⅱ
  • 心理学的支援法
  • 心理演習
  • 教育実習
  • 教育実習指導
  • 教職実践演習

これらは2022年度の開講予定科目であり、実際は異なる可能性があります。予めご了承ください。

Seminar Guidance

  • 生活心理学科 教授 隈元美貴子ゼミ
    新しい価値観の行動科学や
    ストレスの生理的応答に関する研究から
    “知る楽しさ”の獲得をめざします

    私が担当するゼミには2つの大テーマがあり、「生活における新しい価値観の行動科学的研究」では、これからの豊かな生活とはなにかを探索し、持続可能な社会生活を過ごすために必要とされる新たな価値観を理解して共有します。「ストレスの生理心理学的研究」というテーマでは、刺激に対する“ひと”の生理的応答について、心と身体のどちらが先に反応するかを学問的に考えながら、生活のなかにある“こころ”の動きを捉えていきます。こうした研究を通じ、私のゼミでは“知る楽しさ”を感じることをめざしています。

  • 生活心理学科 准教授 松浦美晴ゼミ
    予想と現実のギャップを調査し
    数量化した結果の分析をはじめとする
    データサイエンスに強くなります

    私のゼミでは「予想と現実のギャップから生じるストレス」を研究しています。新しい環境に入ったときに「思っていたのと違った」と感じることがあります。「違った」というギャップの内容やそれにより生じるストレスについて調査を行います。どのような環境のギャップを扱うかを学生それぞれが決めてアンケートやインタビューなどを実施し、結果についての議論を繰り返します。そうして身につける量的・質的調査の手法やデータサイエンスのスキルは社会のあらゆる仕事に活用でき、多くのゼミ生が卒業後「有意義だった」と言ってくれます。

  • 生活心理学科 准教授 上地玲子ゼミ
    「障がい児」と「対人関係」をテーマに
    現場でのボランティア活動を数多く行い
    人々との交流から考察を深めます

    私のゼミにはグループが2つあり、ひとつは「障がい児」の現状と課題を探りながら個々のニーズに応じたサポートの在り方、障がい児が生活しやすい社会をつくるための方法を研究しています。もうひとつはネット社会にありがちな対面したことのない相手からの誹謗中傷ふくむ「対人関係」をテーマに、犯罪や災害の被害者支援に関する現状と課題を探り、良好な対人関係を維持向上させるための方法を研究しています。どちらも文献研究と共に現場でのボランティア活動を数多く行い、多様な方々とのふれあいを通じて考察を深めます。

  • 生活心理学科 准教授 髙橋功ゼミ
    より適正で効果的かつ実践的であるよう
    「学習」を科学的に研究する過程から
    社会で役立つノウハウを培います

    私のゼミでは「学習」を科学的に研究しています。学生それぞれのテーマは各自の問題意識に基づいて定めますが、大筋は「より適正・より効果的・より実践的な学習とは」の考究であり、その実現に向けた調査と研究に取り組みます。また、ゼミ生の多くは教職課程を履修していますが、「学習」を科学的に理解して得る知見は教員だけでなく、企業に勤めて求められる職能の修得に活かせます。さらに調査・研究の過程で身につける学習ツールの活用ノウハウは実社会でも大いに役立ち、スキルアップを支えてくれることになるでしょう。

資格取得による特待生制度を充実

ITパスポート取得者入学金15万円減額
数学検定2級以上取得者入学金15万円減額
英検2級(相当)取得者授業料20万円減額
など

英検については入学時に限らず、在学中の合格者にも適用します。TOEICやTOEFLのスコアも適用対象とします。

Topics

  • 就勝プロジェクト

    グローバルな時代に企業で必要とされる即戦力を育成!

  • NLPビジネス心理実践学

    NLPが本格的に学べるのは岡山の大学では本学だけ